売買

Q. 不動産登記について

不動産登記について教えて下さい。

A.

不動産登記制度は、不動産の物理的現況と権利関係を登記所という国家機関が管理する不動産登記簿に正確に公示することにより、売買、抵当権設定等の不動産取引の安全と円滑を図ることと不動産について所有権、抵当権等の権利を有する者の保護を図るための制度です。

例えば、Aさんが家をもっていて、この家をBさんがAさんより購入した。
しかし、A→Bへの所有権移転登記をせずそのままにしていた。
そこで、Aさんは、家の名義が自分の名義のままであることを利用してCさんにも売ってしまった。
その後、Bさんが亡くなって、Bさんの相続人Dさんが相続登記をしようとしても、そのままで家の名義をD名義にすることはできなくことになる。

このように、登記をしていないとこの家が誰の所有の者であるかが不明となり、不動産取引が混乱することになります。

また、所有権を有する者の権利を保護することができなくなります。
データ更新日:2015/02/03